夢であったBIG4勤務を経て、覚悟を持って独立した経緯
大学在籍時に税理士試験の勉強をスタートして以来、私は業界最大手であるBIG4で働くことを一つの夢として努力してきました。当時のBIG4への就職ハードルは高く、20代での税理士資格取得とともに、ある程度の実務経験を積んでおく必要があったため、大学在学中や中堅税理士法人に就職後も毎朝5時には起きて勉強し、休日や平日の仕事が終わった後もひたすら専門学校に通い続け、可能な限り早期合格を目指して努力しました。その結果、2018年にBIG4(EY税理士法人)へキャリアアップすることができました。
EY税理士法人では、誰もが知っているような大企業の税務、組織再編、税制改正対応(増税やインボイス制度導入など)、税務調査などの、最先端の税務に携わる日々は、まさに夢のような時間でした。洗練されたガラス張りのオフィスに勤務し、優秀な仲間達と有名企業に乗り込む、「これこそまさに追い求めていた環境だな~」そう感じながら、充実した日々を過ごしていました。
しかし、夢を叶えたからこそ見えてきたものがあります。
それは、「もっと近くで、もっと深く、お客様と並走したい」、「自分を信頼してくれているお客様と、もっと時間をかけて向き合っていきたい。お客様の成長を共に喜びたい。」という想いでした。BIG4では、担当の入れ替わりもあり、継続的に一人のお客様に関与し続けることは難しくなっていきました。大きな組織で働く以上、適材適所で役割分担することは当然ですが、信頼性を構築するためには、共に歩む時間の長さが一番大事だと思います。税務の知識や経験を活かすだけでなく、長い年月をかけて、経営者様の悩みに寄り添い、共に考え、共に歩む存在でありたい。その思いから、独立開業も選択肢として浮上してきました。
また、30歳になり、周囲への感謝の気持ちを大切にするようになりました。育ててくれた両親、支えてくれる家族や友人、お世話になった恩師や同僚など、これから少しずつ、恩返ししていければと考えています。
そういった感情の中で、このBIG4で得ることができた希少な経験を大切な生まれ育った街への恩返しとして、還元できるのではないか?税務や経営面で地元の経営者を支えることにより、経済を活性化させることができれば、もっと活気のある街になるのではないか?という想いを抱くようになりました。
その頃、地元町田市では、プロサッカーチームのFC町田ゼルビアが、J2優勝を経て昇格したJ1初年度で3位という好成績を残し、街に少し活気が出てきた印象を受けました。FC町田ゼルビアの町田市を盛り上げようとする様々な取り組みや、町田市のために必死で戦う姿に感銘を受けました。
私もゼルビアのように、地元に少しでもエネルギーを与えられる存在になりたい。そして、自分を育ててくれた街(横浜市、大和市、相模原市、厚木市、海老名市、そして町田市)の企業や地域のお店に恩返しをしたい。
これらの想いが、町田市で独立開業を決意する一番の理由となりました。
もちろん、BIG4を離れることに迷いがなかったわけではありません。
最新の職場環境、安定した待遇、刺激的な業務、優秀な仲間たち──
それらを手放すことは、簡単ではありませんでした。
それでも、地元の経済を支え、そこに暮らす子どもたちの未来を少しでも明るくしたい。
その思いが、私の背中を押しました。
税理士は、ただ税金を計算するだけの存在ではありません。
経営者様の悩みに寄り添い、財務の面から経営を支える“同志”であるべきだと、私は考えています。
これからは、町田市や横浜市など、私を育ててくれた大切な地域を中心に、恩返しの意味を込めて、経営者様とともに歩み、悩み、喜びを分かち合う税理士として、誠心誠意尽力してまいります。
最後に一言
税理士は、単なる“委託先”ではなく、経営者様の“同志”であり“パートナー”であるべきだと、私は考えています。
お客様の悩みや課題は千差万別。それを丁寧に汲み取り、解決へと導いていくことこそが、税理士の本質であり、コンサルティング業務の核だと思っています。
コンサルティングは、既製品を販売する仕事ではありません。
経営者様の立場や状況に応じて、オーダーメイドで提案を組み立てる“対話型の支援”です。
そのためには、経営者様の想いや価値観をしっかりとヒアリングさせていただく必要があります。
ただ一方で、顧問税理士の人となりを知る機会は、意外と少ないのではないでしょうか。
税理士も人間です。相性があります。
だからこそ、私自身のことも少しだけご紹介させていただきます。


⚽プロフィール🚗
平成初期に横浜市で生まれ、大和市と町田市の市境で学生時代を過ごし、学校は相模原市に通っていました。現在も町田市に住んでいます。
趣味はサッカー、ドライブ、筋トレ、そして朝活です。
毎朝4時に起きて、静かな時間の中で勉強や思考の整理をするのが税理士受験時代から続く習慣で、今も継続しています。
『自分自身すら管理できない人間に、自分の事務所やお客様の経営を管理することなんてできない』をモットーに、今後もこの習慣を続けていく予定です。
また、サッカーに関しては、FC町田ゼルビアと横浜F・マリノスを応援しており、ゼルビアの年間シートを購入しているため、ホームゲームは必ずスタジアムで応援しています。
休日にはフットサル大会に参加したり、クラブチームで子どもたちにサッカーを教えたりと、サッカーざんまいの週末を過ごしています。
幼少期からサッカーを続けてきたことで、継続する力・チームで動く力・目標に向かって努力する姿勢が自然と身につきました。
筋トレもその延長線上にあり、体も心も鍛えることを大切にしています。結果として、この習慣が健康維持に繋がるため、体調を崩して、お客様の大事な申告期限に間に合わないようなことは、絶対に起こしません。
😊 人柄について
「優しい」「話しやすい」「相談しやすい」──
ありがたいことに、そう言っていただけることが多いです。
小学生の頃から男女問わず友人から相談を受けることが多く、一緒に解決策を考えて、実行するという経験を重ねてきました。
その延長線上に、今の税理士という仕事があります。
お客様の悩みに耳を傾け、状況を整理し、選択肢を提示し、伴走する。
私はこの仕事を、“天職”だと感じています。
税務のことだけでなく、経営のこと、ちょっとした不安や悩みも。
どうぞ気軽にお話しください。
コムレイド税理士事務所は、あなたの事業の“CFO”となり、信頼できる同志として、長く寄り添ってまいります。
