ミミレイドンボス、おはようございます!
2026年3月30日のテーマはなんでしょうか?



もうすぐ今年度も終わりなので、新年度に向けて、今朝は税務ではなく新しい分野の記事に挑戦してみようと思います。



新しい分野とは?



ミミレイドンの得意分野であるAIについて、整理しようと思います。
実は、「AIにコードを書かせる」そんな未来が、もはや日常になりつつあります。
しかし、ChatGPTやClaudeにコードを生成してもらい、それをコピー&ペーストして動かしてみたら動かなかった…という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する「Claude Code」は、そんな”コピペAI開発”とは一線を画すツールです。あなたのプロジェクトフォルダの中身を丸ごと理解し、自らファイルを探し出して編集し、テストを実行し、問題がなければ保存までしてくれる、まるで隣に座った優秀なエンジニアにペアプログラミングをお願いしているかのような体験を提供してくれます。
「でもターミナルとか黒い画面とか、自分にはハードルが高そう…」と思った方もご安心ください。現在ではデスクトップアプリから直感的に操作できる環境も整っており、エンジニアでなくても始められるようになっています。
今朝は、そもそもClaudeとは何かという基礎知識から、Claude Codeの具体的な機能、そしてデスクトップアプリを使った初心者向けのセットアップ手順まで、専門用語をかみ砕きながら一つひとつ丁寧に解説していきます。
1.そもそもClaude とは?
Claudeは、米国のAnthropic(アンソロピック)社が開発した、高性能で信頼性の高い生成AIアシスタントであり、最先端の大規模言語モデルのファミリーです。
主な特徴として、自然な日本語での会話をはじめ、長文の読解や要約、文章作成、プログラミング支援、複雑な分析など、幅広いタスクに高い精度で対応できる能力を備えています。
2026年3月現在、用途やコストに応じて使い分けられる以下の3つのモデルが提供されています。
- Claude Opus 4.6
最高性能を誇るフラッグシップモデル。複雑な分析や高度な推論を必要とするタスクに最適です。 - Claude Sonnet 4.6
性能とスピードのバランスが取れた標準モデル。日常的な業務や開発に最も適しています。 - Claude Haiku 4.5
高速かつ低コストで動作するモデル。シンプルなタスクや大量のデータ処理に向いています。



今朝のテーマでもある「Claude Code」は、この優れた能力を持つAIモデル「Claude」を、ターミナルやエディタ上でプログラミング(コード開発)に特化して自律的に活用できるように設計されたツール、という位置づけになります。
2.Claude Codeとは
Claude Codeは、Anthropic社が開発したターミナル(コマンドライン)ベースの自律型AIコーディングエージェントです。



ターミナル(コマンドライン)とは、一言でいうと「文字を打ち込んでパソコンに指示を出すための黒い(または白い)画面」のことです。
普段私たちがマウスでフォルダをダブルクリックして開いたりする操作を、キーボードから文字(コマンド)を入力して行うためのツールになります。
従来のGitHub CopilotやCursorの基本機能のような「今開いているファイルに対してコードの続きを予測・補完する」ツールとは異なり、Claude Codeは「プロジェクト全体を理解し、自ら計画を立ててタスクを実行する」というアプローチをとっています。まるで優秀なシニアエンジニアを隣に座らせてペアプログラミングをしているかのように、複雑な開発タスクを任せることができます。
具体的にどのようなツールなのか、その詳細な特徴やできることを以下に解説します。
(1). プロジェクト全体を理解し、自律的に動く
Claude Codeは、指示を受けると以下のような「自律的なループ(Agentic Loop)」を回して作業を進めます。
- コンテキストの収集
リポジトリ内の複数ファイルを自動的にスキャンし、コードベース全体の構造や依存関係を把握します。



コンテキストとは、一言でいうと「AIがあなたの指示を正しく理解して作業するために必要な、過去の会話履歴やファイルの中身などの『すべての前提情報(記憶)』」のことです。
人間でいうところの「作業の文脈や、これまで共有したプロジェクトの背景知識」にあたります。
- 計画と実行
「このバグを修正して」「新機能を追加して」と自然言語で指示するだけで、関連するファイルを自ら見つけ出し、コードを書き換えます。 - 検証とGit操作
修正後にテストコマンドを実行して動作を確認し、問題がなければ適切なコミットメッセージを生成してGitにコミットしたり、プルリクエスト(PR)を作成したりするところまでを一気通貫で行います。



Gitにコミットとは、一言でいうと「ファイルの変更内容を『セーブデータ』として記録・保存すること」です。
プルリクエスト(PR)を作成とは、一言でいうと「自分の変更したセーブデータを『本番データに合体させてもよいか確認して!』と他の人に提案・依頼すること」です。
Claude Codeは、この「セーブデータの作成(コミット)」から「合体の提案(プルリクエスト)」までの一連の作業を、AIが自動でやってくれるというわけです。
搭載されている最高峰のモデル(Opus 4.6など)は、最大100万トークン(日本語で約50万〜75万文字相当)の巨大なコンテキストウィンドウを備えており、数万行に及ぶ大規模なコードベースも一度に丸ごと読み込んで分析することが可能です。



トークンとは、一言でいうと「AIが文章を読んだり書いたりする際の『文字の最小単位』」のことです。
日本語の場合、おおよそ1文字が1〜2トークンに相当します。
(2). 強力なカスタマイズと自動化機能(エコシステム)
Claude Codeを「あなたのプロジェクト専用のAI」に育てるための豊富な機能が備わっています。
- CLAUDE.md
プロジェクトのルートに置くマークダウンファイルで、コーディング規約や禁止事項、アーキテクチャの前提などを記述しておくと、AIが毎回のセッションで自動的に読み込み、ルールに従ってコードを書きます。



CLAUDE.md(クロード・エムディー)を一言でいうと「AIに渡すプロジェクト専用のルールブック(引き継ぎ資料)」みたいなものです。
新しくチームに入ってきた人に「このプロジェクトではこういうルールでコードを書いてね」「このファイルは絶対に触らないでね」と教えますよね。それをAIに対して行うためのテキストファイル(マークダウン形式)です。
プロジェクトの一番上のフォルダ(ルートディレクトリ)にこのファイルを置いておくだけで、Claude Codeが起動するたびに自動的に読んでルールを覚えてくれます。毎回「日本語でコメントを書いて」と指示する手間が省け、AIが勝手に暴走するのも防げます。
- Skills(スキル)
「コードレビュー」「テストの作成」など、頻繁に行う特定のワークフローや指示のテンプレートを登録し、ショートカット(スラッシュコマンド)で呼び出せる機能です。



Skills(スキル)を一言でいうと「よく使う指示のテンプレート(AIの必殺技)」のようなものです。
「コードレビューをして。セキュリティとパフォーマンスとコーディング規約の観点でチェックして…」といった長く複雑な指示を、毎回打ち込むのは面倒です。そこで、この手順をあらかじめ「スキル」として登録しておくことができます。
登録しておくと、チャット欄に /reviewなどと短いコマンドを打ち込むだけで、いつもの決まった手順でAIが完璧に作業をしてくれます。AIに「特定の作業のプロフェッショナル」になってもらう機能とも言えます。
- Hooks(フック)
ファイルを保存した時やツールを実行する前後に、「自動フォーマット(Prettier)」や「自動テスト」などのシェルコマンドを自動実行させる仕組みです。



Hooks(フック)を一言でいうと「人間が忘れても必ず作動する『全自動の安全装置』」のようなものです。
「AIがファイルを書き換える前」や「作業が終わった後」など、特定のタイミングで、あらかじめ決めておいたプログラム(シェルコマンド)を強制的に自動実行させる仕組みです。
例えば「AIがコードを編集した直後に、自動でコードの見た目を整える(Prettier)」「自動でテストを実行して、エラーが出たらAIにやり直させる」といった設定が可能です。これにより、人間がチェックし忘れても、コードの品質を高い状態に保つことができます。
- MCP(Model Context Protocol)
GitHub、Notion、Slack、データベースなどの外部ツールとClaude Codeを接続し、AIに外部情報へアクセスする「手足」を持たせることができます。



MCPを一言でいうと「AIに色々な外部ツールを使わせるための『手足(USBケーブル)』」のようなものです。
通常、Claude Codeはあなたのパソコンの中にあるファイルしか見ることができません。しかし、MCPという仕組み(規格)を使うと、インターネット上の外部サービスとAIを直接つなぐことができます。
例えば、MCPをつなぐことで以下のような指示ができるようになります。「Notionに書いてある仕様書を読んで、その通りにコードを書いて」
、「GitHubの不具合報告を読んで、修正プログラムを作って」、
「Slackのやり取りを読んで、今の状況を要約して」 このように、AIが自ら外部ツールにアクセスして情報を取ってきたり、操作したりできるようになります。
(3). Agent Teams(マルチエージェント機能)
2026年のアップデートで追加された革新的な機能で、複数のAIエージェント(Subagents)をチームとして同時に並行稼働させることができます。 例えば、リーダーのAIがタスクを分解し、「フロントエンド担当AI」「バックエンド担当AI」「テスト・レビュー担当AI」にそれぞれ指示を出し、同時に実装を進めさせるといった大規模な開発の高速化が可能になっています。
(4). 実行前の「承認」による高い安全性
AIに自由にファイルを操作させるとシステムを壊してしまうのではないかと不安になるかもしれませんが、Claude Codeは「Permission-First(承認優先)」の設計を採用しています。 ファイルを書き換えたり、シェルコマンドを実行したりする前には、必ずターミナル上で変更内容(diff)を提示し、「この変更を適用してよいか?」とユーザーに明示的な許可を求めます。これにより、意図しない破壊的変更を防ぐことができます。
(5). 非エンジニアの「業務自動化」にも活躍
元々はエンジニア向けに作られたツールですが、自然言語(日本語)でPC上のファイルを直接操作できるため、非エンジニアの業務効率化ツールとしても急速に普及しています。
- 「このフォルダ内の100個のCSVデータを分析して、月別売上の棒グラフを作って」
- 「散らばった議事録を読み込んで、要点を1つのファイルにまとめて」 といった指示を出すだけで、裏側でPythonスクリプトなどを自動生成・実行し、数秒〜数分でレポートやグラフを完成させてくれます。



Claude Codeは無料で使うことはできず、最低でもClaude Proプラン(月額20ドル)以上の有料サブスクリプション、またはAnthropic ConsoleでのAPI従量課金を利用している必要があります。
現在では、ターミナル(黒い画面)だけでなく、VS CodeやJetBrainsなどのIDE(コードエディタ)の拡張機能として、さらにはデスクトップアプリやWebブラウザ上からも直感的なUIで操作できるようになっており、導入のハードルは劇的に下がっています。
3.デスクトップアプリでClaude Codeを初心者が使い始めるための具体的な手順
ClaudeのデスクトップアプリでClaude Codeを使い始める手順を解説します。ターミナル(黒い画面)を使わずに、直感的な操作でAIにコーディングを任せることができるため、初心者には絶対的にお勧めです。
事前準備と注意点
- 対応OS
macOS、またはWindows(Linuxは現在デスクトップアプリのCodeタブに非対応です)。 - Windowsの場合
デスクトップアプリでローカルのファイルを操作するには、事前に「Git for Windows」がインストールされている必要があります。 - 有料プランの必須
ターミナル版と同様に、無料プランでは利用できません。Claude Proプラン(月額20ドル)以上の有料サブスクリプションが必要です。



Git for Windowsを一言でいうと「Windowsのパソコン上で、開発の『セーブデータ管理(Git)』や、AIが作業するための『専用の黒い画面(Git Bash)』を使えるようにするための土台となるソフト」のことです。
Claude Codeは内部でこのソフトの機能を利用してファイルの操作やコマンドの実行を行うため、Windows環境でClaude Codeを利用する際には、必ず事前にインストールしておく必要があります。
ステップ1:アプリのダウンロードとインストール
- Claudeの公式サイトから、お使いのOS(macOSまたはWindows)に合ったデスクトップアプリをダウンロードしてインストールします。
- アプリを起動し、Proプラン以上に登録されているAnthropicアカウントでサインインします。
ステップ2:「Code」タブを開いて作業フォルダを指定する
- アプリの画面上部中央にある「Code」タブをクリックします。
- 画面内で環境を選択します。自分のパソコン内のファイルを直接編集させたい場合は「Local」を選択します。
- 「Select folder(フォルダを選択)」ボタンをクリックし、作業したい空のフォルダや、既存のプロジェクトのフォルダを選択します。
ステップ3:AIモデルの選択
画面下部の送信ボタンの横にあるドロップダウンメニューから、使用するAIモデルを選択します。
基本的には、速度と性能のバランスが良い「Sonnet(Sonnet 4.6など)」がおすすめです。
※一度セッション(会話)を開始すると、そのセッション中はモデルを変更できないため注意してください。
ステップ4:実際に指示を出す
画面下部のプロンプトボックスに、自然な日本語で指示を入力して送信します。
- 指示の例
「シンプルなToDoアプリを作って」「このプロジェクトの構成を説明して」「プロジェクトのルールをまとめたCLAUDE.mdを作成して」など。 - 「@ファイル名」と入力すると、特定のファイルを指定して読み込ませることも可能です。
ステップ5:変更内容を確認して「承認」する
デスクトップアプリ版のClaude Codeは、安全のために初期状態では「Ask permissions(承認を求める)」モードになっています。
- Claudeがコードの変更を提案すると、変更前と変更後を比較できる「diff(差分)ビュー」が表示されます。
- 内容を確認し、問題なければ「Accept(承認)」をクリックします。これにより、実際のファイルが書き換えられます。
- もし提案が気に入らなければ「Reject(拒否)」をクリックし、チャットで別の方法を指示してやり直させることができます。
以上の手順で、デスクトップアプリ上から安全にClaude Codeに開発作業を依頼することができます。まずは失敗しても問題ないテスト用のフォルダを作成し、簡単なアプリを作らせてみることから始めるのがおすすめです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、次世代のAIコーディングエージェント「Claude Code」について解説しました。
これまで、AIを使ったプログラミング支援は「人間が細かく指示を出し、AIが書いたコードを人間がコピペして繋ぎ合わせる」という手間のかかるものでした。しかし、Claude Codeの登場により、AIは自らプロジェクト全体を読み込み、計画を立て、修正し、テストまでを一気通貫で行う「自律型」へと進化しました。
特に素晴らしいのは、デスクトップアプリの直感的な操作画面によって、エンジニアだけでなく、業務を自動化したい非エンジニアにとっても導入のハードルが劇的に下がった点です。「大量のデータを処理するスクリプトを書いて」「日々の面倒なファイル整理を自動化して」といった指示を出すだけで、あなたの業務効率は驚くほど向上するはずです。
「AIにシステムを壊されないか心配」という方も、実行前に必ず人間の「承認(Accept)」を求める安全設計が備わっているため、安心して使い始めることができます。
まずは失敗しても問題のないテスト用のフォルダを作って、Claude Codeに「シンプルなToDoアプリを作って」と話しかけてみてください。あなたの想像を超えるスピードと精度で、AIが自律的に仕事を進めていく感動を、ぜひご自身で体感してみてください!
私もIT知識ゼロからAIについて勉強しており、非エンジニアの方々の気持ちは理解しているつもりです。そんな非エンジニアの方々にも伝わるように注意して書いてみました。AI記事について、評判が良ければ続編も書きます。










コメント