【町田市の税理士が解説】<中小企業・個人事業主向け>銀行融資を成功させるためのポイントについて Day0

ミミレイドン

借金って、どうしてもネガティブなイメージがありますよね。

新屋賢人

そういう人は多いかもしれませんね。ただ、必ずしもネガティブなイメージばかりではないのです。事業をしていくうえで、事業拡大又は事業継続のため、積極的に融資を受けるべきタイミングはあります。そんな重要なタイミングで融資を受けられなければ、絶好の事業拡大のタイミングを逃したり、事業を継続できなくなったりと、大きな痛手になります。本日は銀行融資を成功させるためのポイントについて、アウトラインだけお示しさせていただきます。

ミミレイドン

えー!アウトラインだけ?なんでもったいぶるんですか。

新屋賢人

それが、今週はお客様に税務調査が入るので、毎日、朝から外出なんです。明日から、一日一ポイントずつ解説していきますね!

ミミレイドン

4時起き、4時から5時はランニング、5時から6時は朝の勉強空間(ブログ)、そして6時に出発、、、ボスはやっぱり変人ですね!

目次

はじめに(銀行融資の重要性)

銀行融資がなぜ重要か

私は、事業を続けていく上で「資金繰り」は人間で例えると血液のようなものだと思っています。つまり、どれだけ良い商品やサービスを持っていても、資金が途切れてしまえば事業は止まってしまいます。黒字倒産という言葉があるように、事業を行う上で一番重要なのは、資金繰りなのです。

銀行融資は、次のような場面で特に重要な役割を果たします。

  • 資金繰りの安定化
    売上の入金と仕入・経費の支払いにはタイムラグがあります。そのギャップを埋めるのが運転資金の融資です。
  • 成長投資のための資金調達
    新しい設備の導入や人材採用、広告宣伝など、成長のための投資にはまとまった資金が必要です。自己資金だけでは限界があるため、銀行融資を活用することで成長スピードを加速できます。
  • 創業時の資金調達
    これから事業を始める方にとって、創業融資はスタートダッシュのための大切な資金源です。自己資金と合わせて準備することで、事業計画を実現しやすくなります。

「審査に落ちる人」と「通る人」の違いは準備にある

銀行融資は「運」や「コネ」で決まるものではありません。審査に落ちる人と通る人の違いは、事前準備の差にあると考えています。

落ちる人の特徴

  1. 資金使途(お金の使い道)があいまい
  2. 事業計画が数字の裏付けに乏しい
  3. 決算書や帳簿が整理されていない
  4. 税金や社会保険料の滞納がある

通る人の特徴

  1. 資金使途が明確で、必要性を説明できる
  2. 売上・利益・資金繰りの計画に根拠がある
  3. 決算書や帳簿が整っており、信頼性が高い
  4. 普段から銀行との関係を築いている

つまり、銀行が「この人なら安心して貸せる」と思えるかどうかがポイントです。
そのためには、融資を申し込む前の準備が8割を占めるといっても過言ではありません。

融資を成功させるためのポイント

融資を成功させるためのポイントは、大きく分けて以下の5つになります。今回は項目出しだけになりますので、次回のブログから、各項目について、深堀りをしていきます。

(1)融資審査における金融機関の基本的な判断基準を理解すること

金融機関は、融資の可否を判断する際に、主に以下の3つの点を重視します。

  1. 資金の使い道の妥当性(なぜお金が必要か)
  2. 確実な返済能力(どのように返済していくのか)
  3. 経営者自身の評価(熱意と危機管理能力)

(2)説得力のある事業計画書(創業事業計画書)の作成

事業計画書は、事業の全体像と将来性を金融機関に示すための最も重要な資料であり、「事業の計画や戦略が詳細に記述された文書」である必要があります。

  1. 事業計画書を作成する目的
  2. 計画書の主要な項目と書き方のポイント(日本政策金融公庫の例)
  3. 財務面の詳細な計算方法(忘れがちな注意点)

(3)財務体制の強化と適切な情報開示

金融機関が最新の経営状況を把握するために、決算書と合わせて試算表(途中経過を示す中間的な財務諸表)の提出が求められます。

  1. 試算表作成体制の整備
  2. 銀行が重視する貸借対照表(B/S)の5つのポイント
  3. 融資審査における信用維持の絶対条件

(4)銀行との適切な関係構築と交渉術

銀行融資を成功させるためには、銀行を「敵でも味方でもないビジネスパートナー」として捉え、良好なリレーションシップを構築することが重要です。

  1. 銀行との交渉姿勢
  2. 取引行の選定と構築
  3. 情報提供による信頼強化
  4. 経営者保証への対応

(5)専門家(税理士など)の活用

融資に強い専門家のサポートを受けることで、融資成功の確率は格段に高まります。

  1. 融資に強い専門家の選定
  2. 専門家に依頼するメリットとサポート内容

本日のまとめ

融資を成功させるためのポイントを一気に解説したかったのですが、今週はお客様の税務調査対応のため、早めに朝の勉強空間は店終いとさせていただきます。
明日からは、融資を成功させるためのポイントを一日一項目のペースで解説していきますので、お楽しみに!

今週も頑張りましょう!!いってらっしゃい!

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この記事を書いた人

町田市にあるコムレイド税理士事務所の代表税理士の新屋賢人です。大学卒業後、中堅税理士法人で5年間、業界最大手である国際四大会計事務所(BIG4)のEY税理士法人で8年間、計13年間の実務経験があります。
30代ですが、すでに法人・個人問わず幅広い業務を経験しております。BIG4という業界最大手で得た経験・知識を生まれ育った街に還元したいという強い思いから独立を決めました。

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