
明治安田J1リーグ第32節 FC町田ゼルビアVSファジアーノ岡山
2025年9月27日、町田GIONスタジアム。
明治安田J1リーグ第32節、FC町田ゼルビアはファジアーノ岡山を迎え撃ちました。
結果は―― 1-0、町田の勝利!
しかもその1点は、後半アディショナルタイム、ラストワンプレーで生まれた劇的ゴール。スタジアムにいた私も、あの瞬間の熱狂と震えを一生忘れないと思います!
0-0で迎えた終盤、町田GIONスタジアムの空気が変わった
試合は序盤から互角の展開。岡山の堅守に阻まれ、町田はなかなか決定機を作れません。
後半に入って攻め続けるも、ゴールは遠い。時計の針が90分を過ぎ、アディショナルタイム(5分)に突入したとき、正直「今日も勝ち点1で終わるのか…」という不安が頭をよぎりました。
しかし、選手たちは最後まで諦めていませんでした。
下田のクロス、呉世勲の折り返し、そして昌子源!
アディショナルタイム5分のうち、4分20秒が経過したときでした。
ゼルビアのコーナーキックが相手に跳ね返されるものの、なんとか拾い、右サイドから下田北斗がクロスを上げる。
そのクロスをオ・セフンが競り勝ち、頭で折り返す。
そしてその折り返しに猛然と飛び込んだのは――キャプテン 昌子源!
相手ゴールに突き刺さるようなヘディングシュート。
ネットが揺れた瞬間、スタジアム全体が爆発しました。
私の周りでも、見知らぬ人同士が抱き合い、涙ぐむ人も。
「最後まで走り抜いたチームの執念が報われた」――まさにそんなゴールでした。
昌子選手が試合後に語った「全員の気持ちが乗り移ったゴールだった」という言葉、そのままの光景を目の当たりにしました。

“ゼルビアらしさ”守備陣の奮闘
この日の町田は、守備陣も光りました。
岡村・菊池という主力DFを欠く中で、昌子・中山・ドレシェビッチの3バックが体を張り続け、リーグ戦4試合ぶりの無失点。
黒田剛監督が「我々のコンセプトを最後まで切れることなく実行してくれた」と称えたように、粘り強く守り、最後に仕留める――ゼルビアらしい堅守の光った素晴らしい勝利でした。
ゼルビアはどちらかというと、先行逃げ切りの試合が多いため、試合終盤に試合を決める劇的勝利は珍しいですね!

最後まで諦めない姿勢に心を打たれた
現地で感じたのは、最後の最後まで諦めないチームの姿勢です。
0-0で終わってもおかしくない試合を、ラストワンプレーで勝ち切った。
その瞬間、選手たちの気持ちとサポーターの声援がひとつになったように思えました。
「ゼルビアはまだ戦える」「俺たちはまだ夢を見られる」――そう確信できた夜でした。
この勝利で5試合ぶりの白星。
順位は依然として5位ですが、首位・鹿島との勝ち点差は9。残り6試合、簡単ではありませんが、まだ可能性は残っています。
次戦はACLEアウェイでジョホール戦、そして来週末はFC町田ゼルビアが全敗中の苦手とする広島(アウェイ)との上位対決!強敵とのアウェイ戦が続きますが、精一杯応援します!




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